Tips：Eevee [Blender] – Site-Builder.wiki

影 (Shadows)

動画：

Shadows Tips and Tricks (Markom3D)

How to Make Shadows Look Amazing!!! (Fin)

Shadow Quality (What Make Art)

ドキュメント：

Shadows | Blender Manual [Official]

Light Settings | Blender Manual [Official]

コンタクトシャドウ (Contact Shadows)

各ライトのプロパティを開いて、「影」 (Shadows) パネルでコンタクトシャドウを有効にすると、オブジェクトが接触している付近で影が離れる現象を軽減することができる。シーン内のオブジェクトの大きさに合わせて「距離」 (Distance) 及び「幅」 (Thickness) を調整し、「バイアス」 (Bias) の大きさを調整して光線とオブジェクト表面が成す角度に依存するアーティファクトを軽減する。

距離 (Distance)：影の長さを調整する (単位：m／デフォルト：0.2)
バイアス (Bias)：シャドウマップに付加するバイアスの大きさを調整する／値が小さい方が破綻は少ない (デフォルト：0.03)
幅 (Thickness)：影の幅を調整する (単位：m／デフォルト：0.2)

調整例

点光源／ポイントライト
- 距離 (Distance)： 0.15 m
- バイアス (Bias)： 0.1 (曲面を見る角度によりアーティファクトが発生する場合 0.01 ～ 5.0 の範囲で調整する)
- 幅 (Thickness)： 0.06 m
- コンタクトシャドウを使わずに、基本の「バイアス」 (Bias) を下げることである程度改善できる。
平行光源／サンライト
- 距離 (Distance)： 0.15 m
- バイアス (Bias)： 0.03 (曲面を見る角度によりアーティファクトが発生する場合 0.03 ～ 5.0 の範囲で調整する)
- 幅 (Thickness)： 0.1 m
- 基本の「バイアス」 (Bias) を 0.5 程度に下げ、「カスケードシャドウマップ」 (Cascade Shadow Map) の「最大距離」 (Max Distance) を 500 m 程度に下げると影の品質が改善する。
スポットライト
- 距離 (Distance)： 0.15 m
- バイアス (Bias)： 0.05 (曲面を見る角度によりアーティファクトが発生する場合 0.03 ～ 5.0 の範囲で調整する)
- 幅 (Thickness)： 0.1 m
- コンタクトシャドウを使わずに、基本の「バイアス」 (Bias) を下げることである程度改善できる。
- 影をソフトにするには、「半径」 (Radius) を 0.05 ～ 0.2 m 程度に上げる。
面光源／エリアライト
- 距離 (Distance)： 0.05 m
- バイアス (Bias)：初期値の 0.03 で問題ないが、アーティファクトが気になる場合は 0.1 程度に上げる
- 幅 (Thickness)： 0.08 m
- コンタクトシャドウを使わずに、基本の「バイアス」 (Bias) を下げることである程度改善できる。

動画：

Shadow Quality (What Make Art)

ドキュメント：

Contact Shadows | Blender Manual [Official]

参考：

ライトのコンタクトシャドウの簡単な使い方 | ｹｹｹとｼｮﾎﾞｰﾝ

Contact shadow distortion – Blender Stack Exchange

光漏れ／ライトリーク (Light Leak)

レンダープロパティ (Render Properties)

「レンダープロパティ」 (Render Properties) を開いて、「影」 (Shadows) パネルのパラメータを調整する。GPU メモリが特に少なくなければ、「立方体サイズ」 (Cube Size) を 1024 px 以上、「カスケードサイズ」 (Cascade Size) を 2048 px 以上にしておくとよい。光漏れには関係ないが、「高ビット深度」 (High Bit Depth) 及び「ソフトシャドウ」 (Soft Shadows) を有効にすると影の品質が向上する。

立方体サイズ (Cube Size)：値を大きくするとポイントライト、スポットライト、エリアライトの光漏れが小さくなる。(単位：px／範囲：64 ～ 4096／デフォルト：512 px)
カスケードサイズ (Cascade Size)：値を大きくするとサンライトの光漏れが小さくなる。(単位：px／範囲：64 ～ 4096／デフォルト：1024 px)
光のしきい値 (Light Threshold)：値を大きくするとポイントライト、スポットライト、エリアライトの光漏れが小さくなる。但し、全体的な明るさあるいは照らす範囲の大きさが変わる。 (デフォルト：0.01)

コンタクトシャドウ (Contact Shadows)

各ライトのプロパティを開いて、「影」 (Shadows) パネルでコンタクトシャドウを有効にすると、光漏れを軽減することができる。シーン内のオブジェクトの大きさに合わせて「距離」 (Distance) 及び「幅」 (Thickness) を調整し、「バイアス」 (Bias) の大きさを調整して光線とオブジェクト表面が成す角度に依存するアーティファクトを軽減する。