使い方
「ディレイ」または「エコー」とは、基本的に原音に似た音を時間をズラして繰り返し再生することで「山びこ」のような効果を加えるエフェクトである。
種類
DTM 向けプラグイン (VST) には、実機のディレイ/エコーマシンをモデリングしたエフェクトがある。
- デジタルディレイ: デジタル化した音を繰り返すので、音が劣化せずにクリアな反響が作れる
- アナログディレイ: BBD 素子を用いたアナログ回路式ディレイエフェクト
- テープエコー: 永久にループするテープ上で録音と再生を繰り返してエコーを再現する/特有の歪みや再生速度の揺れが生じて、味わいがある
用途
- ピンポンディレイ: 左右交互に音が反射する
- ショートディレイ: 比較的狭い空間の部屋鳴りを作る
- ロングディレイ: カラオケにあるような、いわゆる「エコー」の効果を加える
- ダブリング: 音に厚みを加える
演出意図
- 空間演出: 音に広がりを持たせる
- 隙間を埋める: 音符の間に余韻を加える
- リズムを生成する: テンポに同期して反射音を鳴らし、音楽の一部を構成する
- オートメーション: 盛り上がりやフェードアウトを構成する
- リターン: センドリターンで適用し、ミックスにまとまりを持たせる
参考:
ディレイとは?デジタルディレイ/アナログディレイ/テープエコーの違い | マサツム
ディレイを使ってここまで出来る!簡単で効果抜群なディレイの使い方 5選! | おとてく
押さえておくべき3種類のディレイ/T と D の意味 | MM5 MUSIC STUDIO
ディレイとは?その仕組みとコントロールについて | TRIVISION STUDIO
音楽制作におけるディレイとエコーの使い方 | Native Instruments Blog
テープエコー
参考:
ステレオエコー
- ステレオエコー: 左右が独立したエコー
- クロスディレイ: 右の音を左チャンネルに、左の音を右チャンネルにフィードバックするディレイ/交差方法は幾つか異なる方式がある/別名「ピンポンディレイ」
参考:
ディレイ/エコー/ステレオ/変調/マルチタップ | エーアールアイ
仕組み
参考: