仕様
- 色空間 (Color Space):
リニア
(Linear
) - レンダリングパス (Rendering Path):
フォワード
(Forward
)
参考:
VRChat SDK インポート時 | VRChat 技術メモ帳
Deferred Rendering Path and HDR – VRChat Feedback [Official]
ライティング (Lighting)
シャドウタイプ (Shadow Type)
シャドウなし
(No Shadows
):影を生じない。(デフォルト)ハードシャドウ
(Hard Shadows
):はっきりした影を描画する。ソフトシャドウ
(Soft Shadows
):ぼやけた影を描画する。
ほとんど影を生じる必要がないオブジェクトは シャドウなし
(No Shadows
) に設定する。
参考:
シャドウ (Shadows)
混合ライティング
- ベイクした間接光 (Baked Indirect)
- 減法 (Subtractive)
- シャドウマスク (Shadowmask)
品質設定
- VRC Ultra (PC 版のデフォルト)
- シャドウマスクモード (Shadowmask Mode):
シャドウマスク
(Shadowmask
) 固定 - シャドウディスタンス (Shadow Distance):
150
- シャドウマスクモード (Shadowmask Mode):
※品質設定はクライアントで選択した設定が適用され、ワールドで変更することはできない。
Graphics Quality
- PC 版
VRC Low
VRC Medium
VRC High
VRC Ultra
(デフォルト)
- Quest 版
VRC Mobile
(固定)
参考:
ライティングモード | Unity 2019.4 マニュアル [公式]
Shadows – Quality | Unity マニュアル [公式]
Graphics Quality – Performance Options | VRChat [Official]
ポストプロセス
「Post Processing Stack v2 (PPSv2)」を使う。Quest では使用できない。
- Vignette
- Auto Exposure
- Bloom
- Chromatic Aberration
- Color Grading
- Grain
使用不可/非推奨エフェクト
- Anti-aliasing:VRChat クライアントの設定で掛けられるので不要
- Screen Space Reflection
- Ambient Occlusion
- Depth Of Field
- Motion Blur
- Lens Distortion
参考:
Post Processing を使ってワールドをより良くする – Qiita
PPSv2 を導入してワールドでポストエフェクトを使う | 落雷
Post Processing Stack | VRChat 技術メモ帳
Post Processing – s-ilent / Silent Cel Shading Shader Wiki – GitLab
Supported Scripted Assets | VRChat [Official]
Quest Content Optimization | VRChat [Official]
アンチエイリアス (MSAA)
VRChat 2021.2.3 で PCVR における MSAA の初期設定が 8
倍から 4
倍に変更された。クイックメニューの「Safety > Performance Options > Advanced Graphics」で「Multisample Antialiasing」の設定値を変更することで MSAA の倍率を変更することができる。
参考:
VRSS を VRChat で有効化する方法/画質、FPS 向上/注意点あり | トナのブログ
Multisample Antialiasing – Performance Options | VRChat [Official]
VRChat 2021.2.3 Release Note | VRChat [Official]
What exactly do the VRChat graphics options do? – reddit
ポストエフェクトを操作する
参考:
自作 Shader を使わずに暗転をする | ハツェの真時代傾向璋
リアルタイム GI
マテリアル更新
事前計算リアルタイム GI を適用する発光マテリアルの変更を反映させるには、UdonSharp で UpdateGIMaterials
を呼び出す。
参考:
VRChat のワールドで Realtime GI を扱う | 落雷
VRC_CustomRendererBehaviour | VRChat 技術メモ帳
VRC_CustomRendererBehaviour | VRChat [Official]
発光シェーダー
コード:
EmissonTestShader.shader (fotfla) – GitHub Gist
参考:
Unlit でもこれくらい書けば使える (@fotfla) – Twitter
SSR
ディファードレンダリングに対応していないため、PPSv2 の SSR は使用できない。
参考:
Deferred Rendering Path and HDR – VRChat Feedback
Tips
- Light Probe:動的オブジェクトに間接光を反映させる。
- Realtime Shadows
- Bias:値が大きいと物体が接触する位置で影が離れてしまうので、なるべく値を小さくする。
- Lightmap Parameters:オブジェクト毎にライティングの品質を設定する。
- Reflection Probe:部屋毎に一つ設置する。
- Anchor Override:Light Probe の影響を計算する際に用いられる参照点を指定する。
- Area Light:窓の外に同じ大きさのエリアライトを置いて、日光の代わりに室内を照らす。
参考: