ワールドを制作する方法 [VRChat]

メニューから「VRChatSDK > Show Control Panel」を選択して、「VRChat SDK」ウィンドウを開く。
「Authentication」タブで VRChat に登録したユーザー名とパスワードを入力してサインインし、「Builder」タブに切り替える。
「Setup Layers for VRChat」ボタンを押して、レイヤーを設定する。
「Set Collision Matrix」ボタンを押して、衝突レイヤーを設定する。
「Settings」タブに切り替えて、VRChat Client 欄で「Edit」ボタンを押して、インストールされている VRChat の実行ファイルを指定する。
- Steam: C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common\VRChat\VRChat.exe
「Build & Test」ボタンを押すとビルドが実行され、VRChat クライアントが自動的に起動してローカルでテストが行える。
「Build & Publish for Windows」ボタンを押してワールドのアップロード手続きを開始する。
必要な情報を入力する。
- World Name：ワールドの名称
- Player Capacity：ワールドに入場可能なプレイヤーの上限 (デフォルト：16)
- Description：ワールドの説明
- Content Warnings：コンテンツの警告
  - Nudity/Sexuality：裸あるいは性的なコンテンツを含む
  - Blood/Gore：血糊や流血表現を含む
  - Realistic Violence：リアルな暴力表現を含む
  - Other NSFW：その他の閲覧注意を要するコンテンツを含む
- Tags：検索用タグ (最大5つのキーワードをコンマあるは空白で区切って入力する。)
- Upload Image：プレビュー画像 (シーンビューで VRCCam を移動させて撮影位置を変更できる。)
「The above information is accurate and I have the rights to upload this content to VRChat.」にチェックを入れて「Upload」を実行する。
「Content Successfully Uploaded!」と表示されれば、アップロードが完了している。
「Manage World in Browser」ボタンを押すとブラウザが開いて、VRChat のサイトでアップロードされたワールドの状態が確認できる。

ドキュメント：

Using Build & Test | VRChat [Official]

Publishing Content | VRChat [Official]

参考：

自作ワールドのテストアップロード方法を解説 | ShinrinMusic.com

ローカルテスト

こちらのページを参照

アバター／ワールドをローカルでテストする方法

ドキュメント：

Using Build & Test | VRChat [Official]

Testing Content | VRChat [Official]

参考：

VRChat World を LocalBuild でマルチアカウントテストする方法 | hyoromo のブログ

デバッグ

起動オプションとして --enable-debug-gui を指定して VRChat を起動するとデバッグ用の機能を使用することができる。(自分がアップロードしたワールド及び設定で許可されたワールドのみ)

操作

Shift + ` + 1：トリガーログの表示／非表示を切り替える (イベント／API のログ)

Shift + ` + 2：デバッグ情報の表示／非表示を切り替える (サーバー／クライアント／Unity のバージョン／FPS)

Shift + ` + 3：デバッグコンソールの表示／非表示を切り替える (ログ)

Shift + ` + 4：ネットワーク状態の表示／非表示を切り替える (Ping / Round Trip / 通信量など)

Shift + ` + 5：ネットワーク負荷の状態を表すグラフの表示／非表示を切り替える

Shift + ` + 6：コンポーネント動作状態の表示／非表示を切り替える

Tab 長押し：マウスカーソルを使用する

ドキュメント：

Keyboard and Mouse | VRChat [Official]

参考：

デバッグに使える技術 | VRChat 技術メモ帳

VRChat のホームページで、ワールド製作者向けのデバッグ機能が追加されました。(@bd_j) | Twitter

デバッグモードの追加は以下 (@vrctaki) – Twitter

How to enable debug options in VRChat – Steam Community

ガイドライン

ドキュメント：

World Submission and Optimization Guidelines | VRChat Documentation [Official]

参考：

ワールドのパブリック化に関するガイドライン翻訳 | Linoal’s Blog

コンポーネント

こちらのページを参照

コンポーネント一覧

ドキュメント：

Whitelisted World Components | VRChat [Official]

Supported Scripted Assets | VRChat [Official]

Scene Components | VRChat [Official]

General Components | VRChat [Official]

アセット

ドキュメント：

スタンダートアセット | Unity 2017.4 マニュアル [公式]

参考：

Standard Assets | VRChat 技術メモ帳

世界を作る！ワールド作成おすすめアセット | ネット衆善奉行

各種ワールドギミック実装のための Asset まとめ | AloMarron Blog

プレハブ

VRCAvatarPedestal：アバターペデスタル
VRCChair：椅子
VRCMirror：ミラー
VRCPanorama：画像を表示する
VRCPortalMarker：ポータル
VRCWorld：ワールドに一つ置く
VRCVideoSync：動画を同期して再生する (SDK2 のみ)

参考：

SDK のプレハブ一覧を画像で解説 | ShinrinMusic.com

その他ワールド系プレハブ | VRChat 技術メモ帳

レイヤー (Layers)

0: Default
1: TransparentFX
2: Ignore Raycast
3: –
4: Water
5: UI
6: –
7: –
8: Interactive
9: Player
10: PlayerLocal
11: Environment
12: UiMenu
13: Pickup
14: PickupNoEnvironment
15: StereoLeft
16: StereoRight
17: Walkthrough
18: MirrorReflection
19: reserved2
20: reserved3
21: reserved4

User Layer 22 ～ 31 はワールド制作者が自由に設定して使用できる。

Collision Matrix

参考：

ワールド制作における Layer の役割 | wata23

Layers | Programming in VRChat

Layers | VRChat 技術メモ帳

VRChat で「見えない」を実装する | がとーしょこらの技術録

カメラ

VRC_SceneDescriptor コンポーネントの「Reference Camera」で指定したカメラの設定がプレイヤーのカメラに適用される。

ドキュメント：

VRC_SceneDescriptor | VRChat [Official]

参考：

VRC_SceneDescriptor | VRChat 技術メモ帳

うちのワールドで設定している超ガチ恋距離モード (仮名) の設定方法です (@gatosyocora) | Twitter

コライダー (Colliders)

プレイヤーの大きさ

幅： 0.45 m
高さ： 1.65 m

ドキュメント：

Player Collisions | VRChat [Official]

参考：

ワールド製作におけるコライダーについて | wata23

Player | VRChat 技術メモ帳

プレイヤーの大きさ測定。幅 0.401m 高さ 1.651m の隙間は抜けられる。アバターによらずに一定の模様。 (@naqtn) – Twitter

~~Optimizing VRChat Worlds: Collision Debugging | Polygonal Mind~~

Adding Colliders to Avatars – VRChat Ask

クリッピング (Clipping)

リファレンスカメラの設定を変更する。

クリップ面 (Clipping Planes)

ニア (Near／デフォルト：0.3) → 小さくするとプレイヤーやオブジェクトに近付いても表示が消えなくなる。(0.01 程度に設定するとよい。)
ファー (Far／デフォルト：1000) → 小さくすると遠くのオブジェクトを描画しなくなり、ワールドの全体的な負荷が軽くなる。(通常のワールドでは 100 ～ 200 程度でよい。)

参考：

人数増えると重くなる VRChat のワールドをお手軽に軽くできそうな方法 | 電子工作記録

うちのワールドで設定している超ガチ恋距離モード (仮名) の設定方法です (@gatosyocora) – Twitter